【Report】阿佐ヶ谷・高円寺プロジェクト
地域のみなさまと彩るシャッターアート
AKP高架下空き倉庫シャッターアートお絵描きイベントイメージAKP高架下空き倉庫シャッターアートお絵描きイベントイメージ
薄暗いイメージの高架下から、日常に歩く楽しみが感じられる場所へ。
高架下空き倉庫はここですよ、と、まちの人々に気づいてもらえるように。

JR中央線・総武線 高円寺~阿佐ケ谷駅間高架下にある「高架下空き倉庫」(東京都杉並区)では、そのような想いを「シャッターを彩ることで伝えたい!」と思い、この地域に関わるみなさまと大きなシャッターを彩るイベントを、2022年3月11日(金)、12日(土)に開催しました。
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いつもの通り道を心地よく
JR中央線・総武線 高円寺~阿佐ケ谷駅間高架下では、地域の方に「歩きたくなる高架下」と感じていただけることを目指し、「阿佐ヶ⾕・高円寺プロジェクト(以下、AKP)」という活動を続けています。
その活動の1つとして2021年は、これまでも地域の方に楽しんでいただくイベントを仕掛けてきた「高架下空き倉庫」を、地域のみなさまにお貸しする「お試し利用」を始め、地域のみなさまが企画したイベントにたくさんの方が立ち寄られました。その後も高架下空き倉庫の利用希望をいただいていたので地域貸出の継続を決め、これまでにお試し利用を含めて21企画が実現!これまでの会場の様子はこちらの記事をご覧ください。
今後もたくさんの方に使っていただき立ち寄っていただけるように、また、使われていない日でも高架下に彩りを感じられるように、2022年3月からシャッターアートを描き、一部は参加者を募って仕上げていきました。
地域にゆかりのある方たちと
1つずつ完成させていく
シャッターアートには「高架下空き倉庫で様々な活動ができる様子、高架下からまちに広がっていくイメージ」を表現しました。デザインは阿佐ヶ谷に会社を構える(有)ハンドワークのHACOBEさん(写真左)。以前にお試し利用で高架下ガレージマーケットを主催していただいた縁でお願いしました。そのデザインを実際に描くのは阿佐ヶ谷を拠点に活動するペインターemi tanajiさん(写真右)。2019年末から2020年にかけて実施したビーンズ阿佐ヶ谷もりのこみち通路内壁画も手掛けていただきました。
シャッター下部の鉄道高架のイラストや丸はイベント参加者に好きな色を選んでもらい、1区画ずつ自由に彩っていただきました。参加者の方からは「形として残るものに関われて楽しかった」「愛着が湧き、楽しく明るい場所になった」というお話が聞けました。
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地域のみなさまからの反響
シャッターアートお絵描きイベントの運営は、高円寺経済新聞や高円寺フェスの運営を手掛けるホットワイヤーグループさん。地元への認知度、訴求力が高く、募集開始からあっという間に参加者が集まりました。また、杉並区の情報を発信するラジオチャンネル「すぎラジCONNECT(FMすぎなみonYoutube)※1」にも取り上げていただきました。
イベントについては「ジモト応援!つながるNews(J:COM)」、「読売新聞※2」、「中央線が好きだ。※3」にも取材していただき、放送や紙面を見て、完成後のシャッターを見に訪れた方もいらっしゃったことは嬉しい反響です。
これからも、阿佐ヶ谷~高円寺地域の方にいつも何か面白いことをやっている場所と感じていただけるように、阿佐ヶ谷・高円寺プロジェクトを進めてまいります。
高架下空き倉庫の貸し出しを希望される阿佐ヶ谷〜高円寺に縁のある方は、こちらからお問い合わせをお待ちしています。
※1すぎラジCONNECTの動画
※2読売新聞オンライン版の記事
※3中央線が好きだ。の記事
高架下空き倉庫の名称は
地域のみなさまの1票で
「高架下空き倉庫」の地域貸出の継続決定とともに、施設名称を決めることにしました。これまでの本施設のご利用者様、イベント参加の皆さまに、ネーミング投票をお願いし、ご意見をいただきました。
結果は、仮名称として以前から使っていた「高架下空き倉庫」が正式名称に決定!「仮名称が馴染んできた」「場所のイメージがしやすい!」というご意見を多数いただきました。
ロゴデザインもシャッターデザインと同じく、「高架下空き倉庫で様々な活動ができる様子、高架下からまちに広がっていくイメージ」でHACOBEさんによるものです。
これからも「地域のみなさまのやってみたい!」を叶える場所として使っていただける高架下を目指し、高架下空き倉庫の場づくりに取り組んでいきます。

・施設名称 高架下空き倉庫
・所  在 東京都杉並区阿佐谷南2-36
・アクセス JR中央線・総武線 高円寺駅から徒歩6分、阿佐ケ谷駅から徒歩9分

取材編集/くらしづくり・まちづくり室
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